主と猫(全)

原作:和泉桂
(番外編「千夜抄」清澗寺冬貴と伏見義康)
来源:利威尔的后脑勺
翻译:给乔乔挚爱的野神先生
日文版+整合:遊佐ヒカリです
放假发点糖嘿嘿...这篇超喜欢der....无法用语言形容表达的喜欢😍😍😍!😏伏见和深泽的修罗场 冬贵扮猫猫!
悄咪咪:如果想要考.jpg的话,推荐搜一下ad live2022的表演(这是可以说的吗哈哈哈)
PS:日文中的「三毛猫」是指身上有三种颜色的猫,黑色、橘色与白色,三种色参杂在身上。在日本因为雄性三色猫的稀少的缘故,而被视为一种幸运的象征(感谢百度百科,不过这里的小猫是雌的)。关于小猫的名字,直译成“三毛猫”怪怪的,所以在翻译改成了“小花”。(原文打得比较仓促,将就着看吧。)
清澗寺邸の門前に歩いてやって来た伏見義康は、足(あし)許(もと)に置かれた籠(かご)を見下ろす。

伏见义康在清涧寺宅邸门前站定,望着他脚边的一个笼子。
そして、顎(あご)に手を当てて暫(しば)し考え込む。
然后,把手抵在下巴上,陷入沉思。
その籠の中には小さな三(み)毛(け)猫が一匹(ひき)、震えながらちんまりと収まっていた。
笼子里装着一只小花猫,颤抖着身子蜷缩成一小团。
に—に—という鳴き声も小さく、如(い)何(か)にも弱そうだ。
它小小声地喵喵叫着,看起来虚弱极了。
野(の)良(ら)猫(ねこ)など都内にはごまんといるし、無視しようと思えばできるが、どうしたものか。
东京都里野猫到处都是,要想装作没看见也无可厚非,可是伏见却好像并没有这么做。
再び伏見はその籠を見下ろす。それから、一度見つけてしまった以上は放っておくことができないと、意を決めして籠の取っ手を摑んだ。
他再看了一眼笼子。既然让我发现了它那我就不能坐视不管,伏见下定决心拿起笼子。

籠を抱きかかえるようにして通用門を抜け、真っ直ぐに洋館の玄関へ向かう。ノッカーを叩(たた)くとすぐに戸が開き、執事の箕(みの)輪(わ)が姿を現した。
他抱着笼子穿过侧门,走向老洋房门口。敲了敲门环后,门立马开了,管家箕轮站在门后。
「こんばんは」
“晚上好。”
「いらっしゃいませ、伏見様」
“伏见大人,您来了。”
慇(いん)懃(ぎん)にお辞(じ)儀(ぎ)をした箕輪は、次の瞬間「ん」と言いたげに眉(まゆ)を顰(ひそ)める。
箕轮恭敬地鞠了一躬,下一秒却疑惑地皱起眉头来。
伏見が持っている籠から、何かがするのに気づいたのだ。
他好像注意到伏见拿着的笼子里有什么动静。
「伏見様、それは?」
“伏见大人,那是?”
「すまない。外に捨てられていたんだ」
“抱歉,我在外面捡到的。”

「……まさか」
“……难道是?”
「そのまさかだ」
“就是你想的那样。”
伏見が籠の中からひょいと三毛猫を持ち上げると、箕輪がはっと息を呑む気配がする。
伏见把小花猫从笼子里提了出来,箕轮看到后倒吸了一口气。
猫の目は開いているが、掌(てのひら)に載りそうなほどに小さいうえ、鳴き声も弱々しくか細い。
小猫虽然睁着眼,但却只有手掌大小,叫声也非常微弱。
「困りましたね」
“这可如何是好。”
箕輪は渋い顔つきになる。この家で動物を飼(か)うかの決定権を持つのは清澗寺和貴だが、十中八九(じっちゅうはっく)彼は猫に夢中になるだろう。それを予(よ)測(そく)した深澤直己は、おそらく最初から猫の侵(しん)入(にゅう)を阻(そ)止(し)しようとするに違いない。彼は恐ろしく嫉妬(しっと)深い男なのだ。

箕轮一脸难办的表情。在这个家里能不能养动物,决定权在清涧寺和贵手上,但十有八九他会迷上这只猫吧。深沢直巳也一定是想到了这一点,所以才从一开始不让小猫进家门。他大概是个爱吃醋的男人吧。
「おそらく、ほかの子猫は逃げ出したが、これだけ残されたんだろう」
“有可能,其他的小猫都逃出去了,只有这只留在笼子里了吧。”
体力がないということは、生存競争に負けることを意味している。
不够体力,意味着无法在生存竞争中活下来。
そんなものを捨って情けをかけてやっても、何にもならないとわかっていた。
伏见明白,就算同情它捡它回来,也不会有任何好处。
でも、放っておけなかったのだ。
但是,也不能放着不理。
「小(お)父(じ)様(さま)、こんばんは。玄関でどうしたのですか?」
“叔叔,晚上好。您在门口做什么?”

階段から軽やかに下りてきたのは、案(あん)の定(じょう)和貴だった。
从楼梯那里传来了轻快的脚步声,果然是和贵。
今日は日曜日なので、一日家でのんびりしていたようで、服装もくつろいだ様子だった。
今天是星期天,他应该是一整天都在家里闲着,身着宽松舒适的衣服。
「やあ、和貴君。じつは門前で猫を捨ってね。」
“嗨,和贵。其实,我在门口捡到了一只猫。”
「猫?」
“猫?”
和貴は首傾(かし)げて伏見の手(て)許(もと)の籠を覗(のぞ)き込み、そしてぽっと表情を輝かせた。
和贵歪着头看向伏见手里拿着的笼子,突然两眼放光。
「可愛い……!」
“好可爱……”
手を伸ばして触ろうとした和貴だったが、いつの間に近づいたのか深沢がさっと割って入った。
他伸手打算摸摸看,然而不知何时走近的深沢挡在了中间。

「いけません」
“不可以。”
和貴に猫を見せるのも阻止しかねない大胆な仕(し)種(ぐさ)には、さすが深沢だと伏見は感心すら覚える。
果然是深沢,能这么大胆地阻止和贵看猫。伏见甚至觉得有点佩服。
「どうして」
“为什么?”
「まずはこの猫を洗ってからです。どんな菌がついているか、わかったものではありません」
“要把猫先洗洗。都不知道这只猫身上粘着什么病菌。”
「大(おお)袈(げ)裟(さ)だ、こんな可愛い子猫なのに」
“你太夸张了,明明是这么可爱的小猫。”
和貴の反論を聞き、深沢が眉を吊(つ)り上げる。
听到和贵反驳,深沢挑了挑眉毛。
まずい。
糟了。
このままでは猫が闇に葬(ほうむ)られかねないと、伏見は助け船を出すことにした。
在这么下去小猫可能就要被埋葬在黑暗里了,伏见决定出言相劝。

「和貴君、深沢の言うことは一(いち)理(り)ある。綺麗にしておくから、そのあとで抱っこするといい」
“和贵,深沢他说得也有道理。我会把它洗干净的,之后你再抱它吧。”
「はい!」
“好!”
和貴は頬を紅(こう)潮(ちょう)させて食堂へ向かうが、その場に佇んだ深沢は「よけいなことを持ち込んで……」とでも言いたげな、咎(とが)めるような視線を投げつけたあとに、すぐ踵(きびす)を返した。
和贵红着脸向饭厅走去,留在原地的深沢看了一眼伏见,像是责怪他多管闲事把猫捡回来,随后也走回去了。
「伏見様、猫は洗わないほうがよいかと存じます」
“伏见大人,我认为小猫还是不洗为好。”
二人が立ち去ったあとに、箕輪が控えめに提案した。
两人离开后,箕轮轻声提议说。
「そうなのか?」
“是吗?”

「はい。子猫ですし、もともと猫はあまり洗う必要がない動物です。蒸したタオルで拭けば十分はないかと」
“是的,猫还小,而且猫本身也没必要频繁清洗,用湿毛巾擦拭我觉得就可以了。”
意外なことに、箕輪は猫を飼った経験があるようだ。
箕轮好像有过养猫的经验,真是意想不到。
「ならば、タオルを用意してもらおうか。それから、猫の餌(えさ)も」
“那你去帮我准备湿毛巾吧,还有猫饲料。”
「かしこまりました。見繕って参ります」
“遵命,我这就去准备。”
箕輪は一礼し、その場を後にした。
箕轮行了一礼后便离开了。
斯(か)くして、清澗寺家には暫(しばら)くのあいだ小さな居候が増えることになった。
如此这般,清涧寺家里暂时就多了一个蹭吃蹭喝的小东西了。
といっても、家族で手分けをして飼い主を探すので、どのみちすぐにいなくなるだろう。

虽说如此,但大家还是会分头寻找愿意收养它的人,不管怎么说它迟早还是会离开的吧。
ありきたりだが、「三毛」と名ずけられた雌(めす)猫はおそらく生後三か月程度らしく、離乳も済んでいたようだ。伏見は心配していたが、幸いにも好き嫌いなく何も食べた。
他们给这只猫起了个很常见的名字叫“小花”。它是一只雌猫,大概才三个月大,好像已经戒奶了。幸好它什么都吃,不像伏见担心的那样会挑食。
三毛を捨った翌日。
到了捡到小花的第二天。
まだ寝室で昏々(こんこん)と眠る冬貴の元に、伏見は猫を抱いていた。
当冬贵还在卧室里睡得昏昏沉沉的时候,伏见把小猫抱到冬贵身边。
昨晩を見せようと思ったのだが、箕輪が一晩は面倒を見るというので、彼に預(あず)けてしまったのだ。
本想昨晚就把猫带给冬贵看看,但箕轮说他会照顾它一整晚,所以就先把猫交给箕轮了。

今朝になって箕輪に見せてもらうと、猫を鳴き声もだいぶ力強くなっていた。やはり、空腹だったようだ。
今天早上让箕轮带了过来,伏见看它叫得大声了些,想着昨晚它果然是饿了。
冬貴の顔の前に三毛を置くと、猫は短い尻尾で冬貴の鼻のあたりを撫でてからその場に丸まった。
伏见把小花放到了冬贵面前,小花用它短短的尾巴蹭了蹭冬贵的鼻子附近,接着便团起了身子。
「ン………」
“嗯……”
くすぐったそうに猫を払いのけようとした冬貴だったが、その動作のせいでよけいに三毛の興味を引いてしまったらしい。
冬贵觉得有点痒,想伸手拨开,却反而引得小猫更在意了。
逆に三毛の小さな爪でやわらかな髪の毛を引っ張られ、仕方なさそうに目を覚ます。
小花用爪子勾住冬贵柔软的头发,冬贵无奈地睁开眼睛。
次の瞬間、彼は凍りついた。

下一秒,他整个人僵住了。
「………!」
“……!”
冬貴が身(み)動(じろ)ぎ一つないので、伏見は心配になり、身を乗り出すようにして挨拶をした。
看到冬贵一动不动,伏见担心起来,探身跟冬贵打了声招呼。
「おはよう、冬貴」
“早上好,冬贵。”
「………」
“……”
驚いているのか、伏見は寝台の上でざざっと勢いよく後(あと)退(ずさ)り、言葉もなく猫を凝(ぎょう)視(し)している。
冬贵像是被吓到似的,在床上飞快地往后退,一言不发地盯着小猫。
「その子は三毛だ。捨ってきた。」
“这是小花,我捡来的。”
「な、何だ、この生き物は」
“这,这只生物,是什么。”
漸(ようよ)う発された冬貴の声が、わずかに震えている。
冬贵终于能出声说话了,但声音听起来有些颤抖。

常に何ごとにも動じない冬貴の珍しい態度に、伏見はおやと心中で首を傾げた。
平时不管发生什么都不惊不乍的冬贵现在反而表现出少有的神情,伏见感到很惊讶。
「猫だ。いくら何でも知っているだろう?」
“是猫。不管怎么说你也是知道的吧?”
「猫とはもっと大きいものではないのか」
“猫不是更大只的吗。”
冬貴の胡(う)乱(ろん)すぎる反応に、伏見はすぐに合点がいった。
看着冬贵混乱的反应,伏见立刻就明白了。
「冬貴。子供たちだって、いきなりあの背格好で生まれてくるわけではないだろう。これは子供の猫だ。」
“冬贵,小孩子也不是一出生就长这么大的吧。这是猫的幼崽。”
冬貴は子猫を見たことがなかったのだ。
因为冬贵没见过小猫。
「これをどけろ」
“把它给我拿开。”

冬貴は子猫を指さし、些(いささ)か血の気のない顔で伏見に命じる。
冬贵脸上略显惨白,伸手指着猫向伏见命令道。
「触ってみろ、引っ掻かないから」
“摸摸看,它不会抓你的。”
「いらぬ」
“不需要。”
冬貴がふるりと首を振ったので、伏見は「仕方ないやつだ」と笑った。
“真是让人没辙的家伙。”看到冬贵摇了摇头,伏见笑道。
「まったく、冷たい父上だな」
“真是冷淡的父亲啊。”
「どうして私がその猫の父なのだ」
“为什么我是这只猫的父亲。”
冬貴は徹底的に不機嫌で、猫を抱いた伏見を睨めつけた。
冬贵彻底不高兴了,直盯着抱猫的伏见。
「決まっているだろう、この子猫が暫く清澗寺家に居候するからだ。この家の家長はおまえだからな」
“这是当然的了,这孩子会暂时住在清涧寺家,而你又是这个家的家长嘛。”

「な」
“什……”
まさに絶句という様子だった。
冬·哑口无言·贵。
「大丈夫だ、飼い主が見つかるまでだ。おまえに不自由はさせないよ」
“放心吧,只是待到找到收养人为止。不会碍着你的。”
猫を抱き上げた伏見はそう言って、冬貴にくちづける。
伏见说完,抱着猫亲了亲冬贵。
彼に不快そうに身をくぬらせて、無言のまま再び寝台に潜り込んだ。
他一脸不高兴地扭身,一言不发地又缩回床里。
予想外なことに、猫の引き取り手はなかなか現れなかった。
没想到,小猫的领养者迟迟没有出现。
まず和貴が会社で提案したのだが、彼に憧れる女性社員たちは互いに牽制し合って、最終的には全員が諦める方向で話がついたらしい。かといって男性社員は深沢のさまざまな意向からの事前審査があまりに厳しく、面接階段で撥(は)ねられる者が続出し、とうとう見つからずじまいだった。

起先是和贵在公司里发出提议,但爱慕他的女性社员们相互制衡,结果变成谁都不出手的状况了。反观男性社员那边,则是需要经过深沢出于各种意图的严格审查,一个接一个地在面试阶段被淘汰,最终无人胜任。
(笑死!深泽,一个嫉妒心极强的男子!)
深沢が会社で募集をしてみたものの、似たな理由から引き取り手はなかなかみつからない。
虽然深沢也试着在公司发出招募信息,但也由于类似的原因没找到合适的领养者。【我没看懂逻辑关系=。=】
このまま手許に置いて情が湧いては困ると伏見は苦慮していたが、一方で、出かけるとついつい猫の玩具によさそうなものなど見繕ってしまう。
伏见一边挠头焦虑着要是放在身边久了会日久生情,一边又会在每次外出时情不自禁地买下适合当猫玩具的物品。
この日も出かけたところで事情を知る知人に手製の鼠の人形をもらい、伏見は上機嫌で清澗寺家を訪れた。

这天伏见也在外出时收到了知情的熟人手工制作的老鼠玩偶,正心情愉悦地往清涧寺家走去。
「いらっしゃいませ、伏見様」
“伏见大人,您来了。”
「やあ」
“嗨。”
「今日もお早いのですね」
“今天您来得真早。”
「うん、三毛はどうしてる」
“嗯,小花在哪儿?”
「旦那様のお部屋にいると思います」
“应该在老爷房里。”
「わかった」
“我知道了。”
冬貴は猫にまったく心を許していなかったが、かといって部屋から追い出すという選択肢はないようだ。
虽然冬贵还没完全接受小猫,但好像也没有打算把它从房里赶出去。
「冬貴」
“冬贵。”
真っ直ぐに冬貴の部屋へ行くと、彼は寝台に横になっている。金魚のように真っ赤な緋襦袢の足許で、三毛が丸くなっていた。

伏见直奔冬贵房间去,一进门只见他正躺在床上。他穿着像金鱼一样红彤彤的长衬衫,在他的脚边,小花团成团。
猫がどこも遊べるように、家中の部屋の扉を細く開けている。そのせいで書斎を除いた好きなところをうろうろとしているようだが、まだ階段を乗り越えられず、猫の生活する領域は主に二階だった。そのうえ日中は家にいるのは冬貴だけだから、そうなると猫がいる場所は己ずと決まってくる。尤も、冬貴にしてみれば迷惑なだろうが。
为了让小猫能到处玩耍,家里的房门都留了一条细缝。因此它经常在除了书房以外的地方溜达,但它还不能爬楼梯,所以小猫主要的生活区域在二楼。再加上白天只有冬贵在家,因此自然就会知道小猫会待在哪儿了。然而对冬贵来说可能只是徒增烦恼罢了。
先に目を覚ましたのは、三毛のほうだった。
先睁开眼睛的是小花。
うな—と鳴きながら近づいてくるので、伏見は相好を崩す。

看着小花一边喵喵叫着凑过来,伏见笑容满面。
「よしよし、こっちにおいで」
“好乖好乖,来这边。”
甘ったるい声を出し、何度か舌で合図をして呼び寄せると、猫は加速度をつけて駆け寄ってくる。その前に糸のついた鼠を投げると、猫が「にゃっ?!」と目を輝かせた。
他(模仿小猫)发出声音,发出啧啧声想把猫引过来,小猫听到他的叫声便加快速度往他身边跑。但伏见却在它跑到前抛出了老鼠玩偶,小猫喵地叫了一声,两眼仿佛能放光。
「ほらほら、こっちだ」
“你看你看,在这边。”
伏見の持つ棒に糸が結ばれ、その先には鼠の小さな人形がついている。それを引っ張ったり揺らしたりしていると、猫は生きている鼠と思うのか、伏見の思惑どおりに右に左に飛び跳ねる。
伏见手里拿着系着绳子的小棍,绳子那头连着老鼠玩偶。他拿着棍子又拉又摇,小猫还以为是活的老鼠,正如伏见所想的一样左蹦右跳。

「いい子だ、ほら!」
“真乖,来!”
「にゃにゃっ!」
“喵喵!”
あまりに面白く飽きることもなく遊ぶうちに、十分も経っただろうか。
伏见正兴致勃勃地逗猫玩,不知不觉大概过了十分钟。
「……何をしている」
“……你在做什么。”
「冬貴、起きたのか」
“冬贵,你醒了啊。”
「私も最初から起きている」
“我从一开始就醒着。”
冬貴の声は冷ややかで、徹底的に不機嫌そうだった。
冬贵冷冷地说道,声音听上去不高兴极了。
「そうか、気づかなかった」
“是吗,我都没注意到。”
「ご挨拶だな」
“那你还真是专心。”
冬貴はまだご機嫌斜めで、肘を使って上体を起こし、伏見を真っ向かから見据えた。
冬贵还是一脸不爽的表情,用手肘撑起身子,直直地盯着伏见看。

「もう猫はいいだろう」
“你已经玩够猫了吧。”
「うん?そうなのだが、うちの三毛は可愛いぞ」
“嗯?可能是吧,但我们家小花很可爱啊。”
伏見は目を細めて、なおも猫から目を離さずに棒を激しく降ってやる。
伏见眯起眼睛,但视线仍没有离开小猫,手里还在飞快地晃动小棍。
「冬貴、おまえもこの子と遊んでやっているか」
“冬贵,你也有在跟这孩子玩吗。”
「なぜ私が猫にかまねばならぬ」
“为什么我一定要陪它玩。”
冬貴は素っ気なく答えた。
冬贵冷淡地答道,
「だが、こんなににゃあにゃあ鳴かれたか、放っておけないだろう」
“但是,你听它这么喵喵叫,总会忍着不理它吧。”
「ではおまえ、私がにゃあと鳴けばかまうのか?」
“那我对你喵喵叫,你就会理我吗?”

「え?」
“什么?”
戸惑った伏見の耳に、一言、届いた。
伏见正疑惑着,突然,从耳朵里传来一声。
「にゃあ」
“喵~”
「………」
“……”
ばくんと心臓が震え、伏見の手からぽたりと鼠が落ちる。
伏见的心狠狠地抽动了一下,手里拿着的老鼠玩偶也掉了下去。
それに三毛が飛びついたが、捨て上げる気力さえ起きずに、伏見は慌てて振り返った。
小花飞快地扑了过去,但伏见连捡起玩偶的力气都没有,他慌忙地回头。
冬貴は平素と変わらぬ表情をしており、たった今、にゃあと鳴きたのが空耳のようだ。
只见冬贵还是跟平常一样的表情,上一秒听到的喵叫却像是伏见听错了似的。
思わず彼に近寄り、伏見は「もう一度言ってくれ」と頼み込んだ。
伏见不由得靠过去,想让冬贵再试一遍。

「嫌だ。」
“不要。”
「頼む。今の声は可愛かった。おまえがどんな顔をして鳴くのか、見たいんだ。」
“求你,刚才那声太可爱了,我想看看你是用什么表情发出来的。”
「いつもは可愛くないのか」
“平常就不可爱吗。”
「そうではなく、言葉の綾だ」
“不是这样,那只是措辞而已。”
拗ねているとは、知っていた。
伏见知道,他只是在闹脾气。
しかし、まさか冬貴がこんなにわかりやすい拗ね方をするとは思いもよらず、伏見はいたく感動していた。
但没想到他会这么明显地闹脾气,伏见大为感动。
「私を啼かせたいのなら、することがあるだろう?」
“想让我(叫)的话,你知道该怎么做的吧?”
——剩下的是另外的价钱了(。
ヒカリ脑海里的想象(bushi
猫咪给主人玩尾巴