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[リバソン]三人の初詣(ヨル×ココロ×ナミ)(2)

2023-04-27死神彼氏リバソン 来源:百合文库
「よく覚えているな、そうだぞ。」
「留学生って…俺は何も聞いてない。どういうことだ。」
「ある日、留学生として私たちのクラスに来たシズルくん!そして、ナミ先生が死神流恋愛授業を——」
「ごほん。その話はもういい。」
「何でですか。ヨル、私はナミ先生のそういう真剣な顔、一度も見たことがないよ!ヨルにも見せたいな…」
「こら、見せ物じゃないぞ。何を言ってるんだ。」
「でも…かっこよくて、驚きました。」
「もう忘れろ。あれは授業だ、本物の俺じゃない。」
「はい…わかりました。」
「その死神流恋愛授業とやらは少々気になるが…まぁいい。実は、シズルというやつは、俺も見たことがある。」
「えぇ!どこ、いつ、何をしたの?どうして私に教えてくれない!」
「話す必要がないと判断したのだ、別にわざと隠しているんじゃない。」
ヨルは小さく咳払いをして、話を続けた。
「あれは俺が現世へ行った時のことだ。ちょうどゼンさんとリッカさんのターゲットに会って、たまたまあの女の子の思う相手、シズルにも会った。俺はびっくりした、二人とも俺のことが見えるって。」
「あんなこともあったんだ!でも結局、あの二人は結ばれなかった…しかもシズルくん死んでしまって、よりによって冥府まで辿りついた…悲しいね。」
「あぁ…いろいろあったんだろうな。」
「授業の時も、シズルくんは好きな女の子がいるって言ってた。もしかして、両思いだったりするかな。」
「どうだろうな…でも、俺みたいに告白もできなかったという理由で冥府まで来たんじゃないといいな。」
「ヨル…」
「お子ちゃまはしょせんお子ちゃまだ。お前らが気に病む必要がない。将来もし職場で会ったら、適当によろしくやってくれよ。」
「もちろん、任せてください!」
「わかりました。」
ようやく輝夜市にある小さな神社に辿り着いた。
小さい頃から、毎年ヨルと一緒にここで初詣してた。そして、はぐれないように…
「?!」
手、きつく握られた。
「ヨル…?」
「あ、ごめん。」
ヨルは慌てて私の手を離した。
「ううん、私もそうしたかった。」
私は笑いながら、ヨルの手を握り直した。
「ありがとう、ヨル。」
「……」
「若いお二人さん、俺もいるってこと、忘れてないよな。」
「ナミ先生!」
私はもう片方の手でナミ先生の手を取った。
「こら、手、離せ。」
ナミ先生は不機嫌そうな顔で私を睨みつけてくる。
「嫌だった?」
私は更に力を込めた。
「嫌じゃない。嫌じゃないが…本当にいいのか。」
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