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第7话 紫条院春华在床上心慌意乱地手脚乱蹬(8)

(けどまだ焦らずいこう……告白はたった一度っきりの矢だ。このまま好感度を貯めていって確実に仕留めるんだ)
なんせ今まで誰も落とせなかった難攻不落の天然お嬢様だ。
今日は頬を染めたり、別れ際に名残惜しさを見せたような気がしたがそんなものは彼女のピュアな感謝の表れであり、自惚れて勘違いしてはいけない。
(過去に戻ってからたった一日目……そうそう好感度アップなんてしないよな。けどいずれ俺の告白を受け入れて貰えるようにもっともっと努力するぞ……!)
目指すべき目標を見据え、俺は明日に向けて決意を固めた。
私――紫条院春華は、かつて経験したことのない感情に翻弄されていた。
(なんなんですか!? 本当になんなんですかこの気持ち!)
自室のベッドに顔を突っ伏してみたりジタバタしたりして早30分。

第7话  紫条院春华在床上心慌意乱地手脚乱蹬


 胸のもやもやは大きくなるばかりで一向に治まってくれない。
(新浜君……)
元々優しくて本を大切にしているところは好ましく思っていた。
 けど私と話すときは声が言葉少なめで寡黙な人なのかと思っていた。
けど今日の彼はまるで別人のように力強くて――それでいて完全に新浜君だった。 
(今日はいっぱい助けてもらいました……)
花山さんたちが詰め寄って来た時は、過去に何度もあった恐怖がまた襲ってきたのだと震えた。
昔から私に絡んでくる女の子たちは、私を酷く忌々しい目で見る。
 その理由がわからないからこそいつも怖かった。
(だから……新浜君来てくれた時は嬉しかったです)
ああやって絡まれた日は「私は彼女たちに何をしてしまったんだろう」と思い悩み、真っ黒になった重い心を抱える帰路になるのが常だった。

第7话  紫条院春华在床上心慌意乱地手脚乱蹬


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