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【G2R2018】Träne 简介&背景故事(5)

レヴィアの書いた買い物リストにわけのわからない素材の名前に困惑していた。
街の中央にある市場へ向かうと多くの人で賑わっていた。
冒険家が使う武器から、日常食材、調合素材まで何でもある。
しばらく歩いて眺めていると目的の店に辿りついた。メルシェの一回り上くらいのお姉さんが接客をしていた。
お店の前に立ち止まり、まじまじと多数の素材を見つめていた。
「いらっしゃい、何を買うの?」
「えっと、このメモリアルハーブを…ん?」
陳列されていたハーブの束を観ると、見た目はどれも同じように見えた。
ただ、1つだけ何か訴えかけてくるハーブの束があった。
「(な、なんだろうこれ…。このハーブだけ、他のと違って優しさというか活気を感じる…)」
何か不良品なのか、もしかしたら違う種類のハーブなのか、と思い恐る恐る聴いてみた。
「え、えっと…お姉さん、このハーブだけなにか違いませんか?」
意味がよくわからない謎の発言にお姉さんは少し戸惑いながらも答える。
「いや、どれも一緒だけど……大丈夫?」
「(やっぱりそうだよね…でも…何か違う…)ごめんなさい、変な事言ってました!これにします」
このハーブだけ、違う覇気を感じていたメルシェ。
何となく気になって買ってしまったが大丈夫なんだろうか、と不安になりつつも買い物を済ませた。
アトリエへ帰ると師が出迎えてくれた。
「おかえり~メルシェちゃん。頼んだものは全部買ったかな?」
「買いましたよ。もう人が多くて多くて…えっと、このメモリアルハーブと紅の実と…」
市場で買った物をレヴィアへ手渡す。
ハーブの件は気になってたが、気のせいだと思って言わないことにした。
「ありがとう、これ使って今から依頼の物作るから、ちょっと参考書でも読んでて待っててね?」
「はい、この前回教えていただいたページからですよね。わかりました!」
レヴィアは調合へ取り掛かり、依頼された薬を作成した。
「よーし、できた!…けど、いつも通りやったはずなのにいつもより上手くできたような…」
なんでだろう、と疑問視してた師に対してメルシェは気になっていたハーブの件を伝えた。
「えっと、そういえばこのハーブ、なんか他のと違って意志みたいなのを感じたんです。今まではこんなこと無かったんですけど…」
また変な事言ってるかな、と思われるんじゃないかと恥ずかしくなりながらも説明をすると師は目を見開いた。
「なるほど~、もしかしたら……、うん。その感覚、忘れちゃダメだよ?」
「え?これって、私が変とかじゃないんですか?」
「変とかじゃないよ。それはメルシェちゃんの感性かもしれないね?」
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