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第6话 向着第一次的一起放学event(11)

「そうなん……ですか?」
「そうなんだ。嫉妬で噛みついてくる奴はたくさんいて、自分を改めるとか全然意味ないから上手くスルーするのが重要で……ってどうした?」
何故か紫条院さんが俺の顔を見て、少し照れたような表情になっていた。
「いえ、新浜君の顔がすごく真剣だったので……すごく私のことを案じてくれてるんだと思ったら嬉しくなったんです」
「それはもちろんそうだよ。俺は紫条院さんが思い悩んでいるのは嫌だ」
「……っ」
この時、俺は未来において紫条院さんが精神崩壊したことを思い出し、あんな未来を繰り返してなるものかと、破滅の芽を摘もうとヒートアップしていた。
だから自分の台詞の恥ずかしさも麻痺していたし――紫条院さんが頬を紅潮させて息を飲んだことには気付かなかった。

第6话  向着第一次的一起放学event


「あ……その……新浜君……」
「うん?」
「さっき私の容姿が良いから他人が嫉妬するって言ってましたけど……新浜君から見ても私は、その……きれいですか?」
「ああ、それはもちろん。最初に見た時から美人すぎてびっくりした」
「~~~~っ!」
ハイになっていた頭がド正直な言葉を紡いだが、 それは本当に俺の正直な気持ちだった。
その後――――何故か少しの間紫条院さんが頬を朱に染めて言葉少なめになったりしたが、俺たちはお喋りに花を咲かせながら帰り道を歩いた。
それはかつての俺が体験できなかった、本当に幸せな時間だった。


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