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第8话 我的老哥不可能这么帅(14)

 いくら俺でもこれもう待ってても無駄じゃんと悟りもする。 
「兄貴よく言った! マジ見直した!」
 ふと見れば、香奈子がえらく興奮していた。
 なんだかちょっぴり感動しているようにすら見える。
「そこまで言い切れるのはマジすげーよ! 告白したら絶対成功する! だって今の兄貴マジでカッコイイもん!」
「香奈子……」
 前世においてもこいつは生まれ持った可愛いさとコミュ力で俺とは対極の陽キャとして光り輝いていた。
 だからこそこいつの中で俺への評価は『暗くて冴えない兄』で一貫しており、年齢を重ねるほど会話がなくなっていった。
「頑張ってよ兄貴! 私めっちゃ応援してるから!」
 そんな香奈子が俺をカッコイイと評して、心から応援してくれている。

第8话  我的老哥不可能这么帅


 その事実に――俺は取りこぼしていたものを一つ手に入れられたような気がして、つい目頭が熱くなってしまった。
「ああ、頑張るさ! 彼女になったら家にも連れてくるからな!」
「あはははっ! その意気その意気! ファイトだ兄貴ー!」
 そうして、休日の昼下がりは過ぎていった。
前世において俺を激しく嫌っていた香奈子と、色々な話をしながら笑い合える宝石のような時間がゆっくりと――


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